PSYCHO-PASS3 第一話 要点を整理する

PSYCHO-PASS 3は、シリーズ至上最も超高難度のストーリーが展開されそうだ。
少しの台詞の聞き逃し、シーンの見逃しが、物語を理解する上で致命傷になりかねない。
前記事で出てきた謎をあらかた箇条書きしてみたが、それでも足りないほどの情報量が詰まっている。何度も同じシーンを繰り返して観て思い知らされた。もはや全てのシーンが意味を持っていると言っても過言ではない。歩きながら見るなよ!

今回は、作中に出てきた名詞や用語や重要人物や重要発言のひとつひとつに絞り、掻い摘んで整理しようと思う。

時系列順に要点を挙げたつもりだが、どうしても時系列順に説明しきれない箇所が多くなってしまった。
思考を整理するために自分用として書いた記事なので、誤っている点は多々あると思う。あしからず。


【1話サブタイトル「ライラプスの召命」】
ライラプス=「北欧神話の猟犬。獲物を決して逃さないという運命を持っている。絶対に逃げられる運命を持つ狐の狩りを命じられるが、決着が付かず、ゼウスに石に変えられる。」
本話終盤の常守の独白で「正義を失わせてはならない」「同じ真実を追うものが現れた時私は彼らに指命を託すことにした」「見えざる敵にたどり着くことを信じている」と思いを託した「猟犬」、慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフ。この両名をライラプスになぞらえられているものと考えるのが妥当だ。しかし、PSYCHO-PASS世界で猟犬とは、しばし執行官を指す言葉に思われるが、これはただの比喩表現だろうか。それとも、この二人の監視官が、かつての狡噛のような猟犬に落ちることを匂わせているのか。定かではない。では、ライラプスが追う「絶対に逃げられる運命を持つ狐」とはなにか。本話中盤に重要発言があった。後述するセブンインスペクター些々河が与根原に「俺達は羊にはならない。この社会で成功し狐になる」と言っている。そして冒頭、灼が「必ず見つけるよ、真実を」と父の幻影に言う。狐の正体とは「インスペクターが持つ何らかの真実」のことだろう。何の真実なのかはまだ定かではない。そして灼の幻覚に現れる父親と、中盤のメンタルトレース(後述)時に現れた幻影と、犯人の顔が、まるで狐か犬のようなものに見える。この理由もまだ明らかになっていない。灼と現場に向かう車内で炯が「これが最初の一歩だ」と言う台詞から察すると、二人は神話的なライラプスの猟犬という使命を自認し、インスペクターの持つ真実を追うことを自覚しているように見える。
また、「招集」という言葉を考えれば、第一話で招集された人々は「刑事課一係に本日付で着任した灼と炯」「新任の執行官たち」「ビフロストに本日より同席する法斑静火」Cパートで霜月に成すべきを成して頂戴と言われた「宜野座」にも当たる。

【捕らえられた常守】
何らかの文章を描いている。灼と炯を「猟犬」として見ている。捕らえられている場所はメンタルケア施設とは思えない。私物は持ち込まれているが、牢獄である。幽閉した者はシビュラなのか、後述の勢力達なのか。シビュラであるとは考えにくいように見えるが。

【ドローン管理局】
どうやら難民については鎖国主義のスタンスを取っている。暴動・サイコハザードのリスクを重く見て、難民に偏見を持っている。

【旭・リック・フェロウズ】
ハイパートランスポート社の会計士。灼のメンタルダイブによって、謎の薬を多量服薬し殺されると声を荒げ、異様に何かに怖がり、貨物室から転げ落ちた死体を発見された。
事件前、サイコパスが悪化していた。梓澤(後述)が持っていたのと同じ数式を三次元的に投影する機械を所有している。数学・金融工学について天才と呼ばれるほどの人物。日本に来る前は内戦で伴侶を失い、再婚する。
命を狙われるほどのデータを隠していた。
内部告発を準備していたと思われ、口封じに殺された可能性が高い。

如月真緒がリック・フェロウズの財布から横領した梓澤廣一の名刺とそれを横目で見る雛河くん
如月さん。いかにも怪しいですね。翌日の出動シーンで、炯から常守の名前が出た時、何か後ろめたさがあるようなニュアンスで話していたり。

【与根原巧】
リック・フェロウズの雇用主。ハイパートランスポート社上級役員。事故の現場に居た。
セブンインスペクターの些々河に「俺達は羊にはならない狐になる」と懐柔されている模様。

【代銀春樹】【裁園寺莢子】【法斑静火】
ビフロストに同席する3名。

【議事進行ミドルウェア・ラウンドロビン】
ラウンドロビン=「何かの役割・出番をたくさんの物事・人員で交替しあう」とWikipediaにあるが、これだけでは意味が分からない。IT用語やスポーツ用語や様々な業種で様々な意味合いを持たれる言葉なので、本作のラウンドロビンと呼ばれるものに当てはめれば、その名の通り、議事進行のための装置として「ラウンドロビン」という単語には深い意味合いはないと考えるのだが妥当だろう。ちなみにミドルウェアとはIT用語ではOSやアプリケーションの機能を補助してくれる装置のこと。

【コングレスマン】
コングレスマン=直訳して下院議員。議会制民主主義ではないPSYCHO-PASS世界に置き換えれば、上院議員はノナタワーに格納されている大脳達なのだろうか?そう仮定すると、コングレスマンはシビュラの下部組織の一員であると推察できる。適正ユーザーでないとコングレスマンになれないシーン(パネルに指紋認証?を行う。パネルには心臓のバイタル値?と100%という値が表示されている)を見ると、コングレスマンになるには犯罪係数や免罪体質とは全く別の数値を持たないと成れないのだろうか。

【リレーション】
リレーション=直訳して関連性。リレーションスタートというラウンドロビンの言葉は、第107795事案に対して関連性がある議事を始める。ということだろう。
しかし、親があり、コングレスマンがジョイン(参加)するものであると示される。リレーションとはゲームなのだろうか。
参加者がジョインした直後、ラウンドロビンは灼と炯のデータを表示する。
そしてコングレスマンには参加の継続を強いられ、欠席や妨害を「執行対象にする」とまで言っている。ここで言う執行とは、ドミネーターが潜在犯に対して執行するものとは別種のものと感じさせられる。

【ビフロスト】
ビフロスト=「北欧神話における、死すべき運命の者の世界に続く、神が作った虹の橋。ぐらつく橋という意味もある。」
代銀曰く、この社会の心の自由と権力をかけたゲーム。「ビフロスト」はリレーションに参加するコングレスマンたちの組織名と匂わされているが、あの3名の組織名として「ビフロスト」と使うのが妥当かどうかはまだ明らかではない。

【難民問題】
サイコパス3のバックボーンにこの問題がある以上、避けては通れない大きなファクターなのかもしれない。あと攻殻機動隊SAC2ndGIGを嫌でも想起させられる。そこから発展して考えるのはまだ時期尚早だろう。

【インスペクター】
インスペクター=直訳して監視員。彼らは互いを「(番号)インスペクター」と名乗っている。ビフロストと関係しているように思えるが、直接的な描写はない。

【セブンインスペクター些々河哲也】
予根原からの天下りでハイパートランスポート社の役員顧問に就任。
「狐になる」と言ったからには、重要人物と見て間違いない。

【ファーストインスペクター梓澤】
輸送機事故の首謀者。この件に公安局が関わってきたことに不敵な笑みを浮かべる。インテリジェントな部下を持っている。ダイヤグラムという機械か能力を所有している。おそらく、リック・フェロウズに匹敵する天才的な頭脳の持ち主。
空港の展望台に調査に来た灼に、「犯人は現場に居た」とまで追いつかれている。
(しかしこの二人のインスペクター、顔似てるなぁ。区別がたまにつかなくなりそう。)

【ダイヤグラム】
ダイヤグラム=情報を幾何学的に整理した図面。暗号表のようなものか。梓澤はこれに常守が追う真実が隠されていると思われる。梓澤が機械のスイッチを押すと、リックフェロウズのような三次元に投影された幾何学模様が浮かび上がる。

【メンタルトレース】
特A級メンタリストの灼の持つ個性。状況や推理や統計を元に他人になりきって捜査できる。誰でも出来ると言うが、ただ、睡眠時にメンタルトレースと同じような心象風景を見る灼のメンタルトレースは不可思議である。メンタルトレース時に灼の色相が悪化しない理由は灼が免罪体質者だからではなさそう。

【ビフロストその2】
二回目に出てくるビフロストのシーンは、ブロックの解消、ジャッジ、賭けるという単語が飛び交い、ゲームをしている。静火がハイパートランスポート社の空売りを「ジャッジ」した時、ハイパートランスポート社が持ち直せばなぜか静火が破産すると裁園寺から告げられ、「ラウンドロビンに執行されるわよ」と言ったところから、コングレスマンは自らの何らかを賭けてギャンブルのようなゲームをしているように思われる。しかし、裁園寺は「シビュラの干渉からビフロストの利益を守るのが私達の使命」と発言しているのが謎を深めている。そして代銀の「行政がハイパートランスポート社を守るのは面白い」という発言。ビフロストは省庁に経済的な打撃を与えるのが目的なのか?それならばビフロストがインスペクターを使役している可能性も高い(あくまで推理の粋を出ないけど)。

【アツシさんの息子】
覚えておいて損はない単語でしょう。

【霜月と宜野座の取引】
常守救出を画策しているのか?現時点では不明。

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