【進捗14日目】
棒人間でコマ割りの80パーセントは完了。
しかし、映画やアニメばかり見てるとコマの形を16:9サイズに無意識に切り取ってしまう。
漫画原作アニメと原作漫画の演出は、やっぱり違う。そりゃ監督・演出者によって違うだろって話だけど、アニメは16:9のフレーミングで秒刻みの時間に沿って映像演出が行われる。よって漫画と同一のモンタージュの原作再現系アニメでも印象がガラッと変わる(予防線張っておくと例外はあると思います。単に夏にやってた一つのアニメ見て思っただけです)。
比べると、漫画は極めてヴァンキッシュ(PS3のアレのことではない)な媒体だ。
まず、フレームが2種類ある。1ページor見開き1ページのページというフレーム。
そしてページの中にあるコマと呼ばれる最小単位のフレーム。
コマ割りは無論モンタージュの編集作業だが、右上から逆Z字状に読まれ、大小とカタチでダイナミズムを表現する。そしてコマにはぶち抜きなどの破壊行為が許される。
描かれる人物も無論実写とは違う。人物はフキダシやフキダシ無しの文字で喋るし、デフォルメに、迫力のあるパースに、変幻自在。人間がまるでピカソ化される。
そして基本的な映画技法、そして絵画や写真に使われる技法を抑えて、漫画の観念と両立させることを常に考える。
有吉あたりの芸人が漫画は映画監督並の才能必要とされるんだねすごいね~って何かのバラエティで見たが、厳密にはそれ以上の才能が必要だ。
こんな、映像より不自由で、映像より自由な総合芸術他にあるか?
あ。ゲームがあったか。あれも独特なシステムで総合芸術に挑むものだ。
しかし、漫画。白と黒で描かれる総合芸術。ある種、ダダイスティックな魅力がある。
近況。とにかく「今は」順調に進んでます。棒人間でお人形遊びたのちー!80%ぐらいネーム出来たって言ったけど、修正の余地結構ある。
更にここからキャラなり演出なり起こしていく作業が地獄だね…。
しかし映像ばかり見てると研究心が燃え盛ってしまって疲れる。漫画を読むと更に疲れる。ついつい、モンタージュからも時制からも自由である、ゲームや文学や音楽やオモチャやインターネットに癒やしを求めがちになってしまいます。