【音楽】流転し続ける、だが一度たりとて迷走はしない。バンド「BBHF」。「Galileo Galilei」から「Warbear」、そして「Bird Bear Hare and Fish」「BBHF」になるまで。

 バンド「BBHF」の新譜、「南下する青年」が発売された。

1stトラック、「流氷」

とても名盤だが、この一曲は特に刺さる。とても聡明な歌詞で、サビが始まってからのサウンドスケープの広さが実感できる。

BBHFは新たなチャレンジとして「南下する青年」というタイトルで新譜を作った。

それは、過去Galileo Galilei時代に上京に失敗して、メンバーを数人離脱させて、北海道に戻って新アルバムを作った時の出来事からの、東京の音楽シーンへの再チャレンジだと僕は思う。


このアルバムのジャケットには、“BBHF 1”と大きく書かれている。

彼らの前作EP発売時のツアーに僕は一回聴きに行ったんだが、「Bird Bear Hare and Fish」時代の曲すら一度も演らなかった。

この「流氷」の歌詞も新たなスタートを切るような歌詞だ。

「Galileo Galilei」時代の彼らの音楽性の変化は物凄いものだった。フレッシュなギターロックからシューゲイザーなど幅広く音像が変わり、メンバーの脱退と上京してから再び北海道に戻るということもし、外国人のサポートメンバーまで加え、2016年解散。

ここまでは邦ロックファンなら周知の事実だろう。

しかしそこからの彼らの動きが面白い。

解散後、Vo尾崎雄貴氏は「Warbear」というソロプロジェクトを立ち上げる。音楽性はさらに大きく変わった。アルバム発売後、ライブも多少やって、この名義の活動を1年沈黙する、が、1年後その名義でyoutubeにBubble Gumという曲をアップする。だがまだ新しいライブも新譜の情報も出てこない。

名曲。

雄貴氏は、「Warbear」での活動最中、元GGメンバー+GGサポートメンバーを加えた「Bird Bear Hare and Fish」を始動させる。


この名義は、アニメタイアップなどもし、アルバム「MOON BOOTS」を製作。

ツアーに行った時、彼はプリンスのように輝いた衣装をまとい、新たなる門出が始まったと僕は感じた(後方座席しか取れず僕の目が悪くて、実は輝いた衣装じゃなかったかもしれない。けど輝いて見えた)。

MOON BOOTSとは、Galileo Galilei時代に歌った「丈夫なブーツがないから」という歌詞にあてて新しいブーツを手に入れたとTwitter上で表明していた。

しかし、BBHF名義になってから(僕は諸事情でMiror Mirorのツアーには行けなかった)

「Bird Bear Hare and Fish」の曲をやらないのだ(定期youtuebe配信で聴き逃してたらすみません。)。

特に気になったのは、ロゴも変え、「BBHF」表記にこだわるところ。

「南下する青年」が再々出発のように感じるのもそうだ。

それにしても全てのキャリアで音楽性はすごく変化した。


Galileo Galilei時代から、とても10代とは思えないほど聡明な歌詞で、BBHF時代になっても更にその知性が高まっている。

Galileo Galileiから今に至るまで、流動し続ける彼らについていけなくなったことは一度もない。自分はそれが嬉しい。
それはやはり、彼と彼ら特有の知性から来るものなんだろう。

僕は「あの花」で彼らを知って、青い栞のCDをレンタルして、B面のばりばりのEDMやシューゲイザーのトラックに驚愕してファンになった。


彼らの音楽は変化し続ける。
だがカッコ良さは変わりなく。迷走したことも感じさせない。

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